出産について
当クリニックでは自然分娩のほか、無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)も実施しています。
バースプラン
バースプランとは、どんな出産をしたいか、母乳育児についてどのように考えているかなど、目指す出産について事前にまとめるものです。生まれてくる赤ちゃんをどのように迎えたいか、ご家族で話し合ってみましょう。より満足のいく素敵なお産でありますよう、そしてスムーズに育児のスタートが切れますよう、個々のバースプランを大切にしてサポートさせていただきます。
分娩の予約
当クリニックで出産をご希望の方は、妊娠21週までにお申し込みいただき、予約金200,000円をお預かりいたします。
当クリニックの分娩方法
経腟分娩
- 自然分娩
- 自然の流れにまかせて、陣痛や破水が起こってからご入院になる方法です。
- 計画分娩(分娩誘発・促進)
- 前もって出産する日を決めて、薬剤を使用し人工的に陣痛を起こして出産する方法です。
出産希望日の前日にご入院となります。 - 無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)
- 陣痛の痛みを麻酔によって軽減する方法です。
当クリニックでは、60%以上の方が硬膜外麻酔分娩で出産されています。
出産予定日の前日にご入院いただき、硬膜外麻酔の準備を行います。
- 分娩時のスタイルはあお向けです。フリースタイルでの分娩は行っておりません。
- 妊娠40週を過ぎても陣痛が来ない方には、陣痛促進剤を使用させていただきます。
- 必要に応じて剃毛、浣腸、会陰切開などの処置を行うこともございます。
帝王切開
- 予定帝王切開
- 以前、帝王切開を行っている方や、逆子の場合には、予定帝王切開を行います。
妊娠38~39週にご入院となります。 - 緊急帝王切開
- 母体や胎児の危険を回避するために行います。
硬膜外麻酔分娩とは
子宮の収縮や産道の広がりによる出産時の痛みは、背中にある脊髄という神経を通って脳に伝えられます。硬膜外麻酔による無痛分娩は、背中から、カテーテル(やわらかいビニールのチューブ)を、脊髄近くにある硬膜外腔に入れて、そこから局所麻酔薬を少量ずつ注入することにより、出産の痛みをやわらげる方法です。
- 腰から下の感覚が鈍くなりますが、ママの意識ははっきりしていて、いきむことはできます。
- 使用する麻酔薬の量は非常に少ないため、赤ちゃんへの影響は限定的です。
- 麻酔薬は赤ちゃんが生まれるまで持続的に注入します。出産間近になると痛みを感じる場合もありますが、麻酔薬でコントロールしていきます。
- 子宮の収縮や赤ちゃんの降りてくるタイミングに合わせて、ゆっくりと「いきみ」ながら出産を進めていきます。麻酔によって陣痛が弱くなり、吸引分娩になる場合もあります。
- 出産時の痛みが軽減されるためお母さんの疲労感が少なく、比較的元気な状態で、出産後すぐに赤ちゃんと対面できます。
立ち会い出産について
赤ちゃん誕生の瞬間にパパも立ち会ってみませんか?
立ち会い出産をご希望の方は、ママとご一緒に後期のパパママクラスを受講してください。クラスでは、出産時にサポートできるよう、パパにも心構えや呼吸法などを学んでいただきます。
- 帝王切開の場合は立ち会いをご遠慮いただいております。
- 立ち会い出産の場合管理料として4,000円を申し受けます。
分娩・入院費
通常分娩
560,000円 前後
(加算額:時間外 10,000円、休日 10,000円、陣痛誘発 20,000円)
帝王切開
710,000円 前後
無痛分娩
700,000円 前後
出産育児一時金直接支払制度
出産育児一時金とは、出産に要する費用の負担を軽減するために、公的医療保険より支給されるものです。支払われる金額は50万円です。また、当クリニックでは医療機関等への直接支払制度を導入しております。この制度をご利用いただく方は、ご退院時、出産費用が出産育児一時金を上回る場合は、予約金を充当した上で差額を算出し、ご精算いただいております。
産科医療補償制度について
産科医療補償制度とは、出産時に何らかの原因で重度の脳性麻痺となった赤ちゃんとそのご家族が、国から経済的にサポートを受けられるように設けられた制度です。
当クリニックはこの制度に加入しております。
里帰り分娩をご希望の方へ
当クリニックで里帰り分娩を希望される方は、まずはお電話にてご連絡ください。
その後、妊娠32~33週までに1回は受診をしていただき、入院の予約を行ってください。
- 初診時には下記の物をお持ちください。
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- 母子健康手帳
- 健康保険証
- 現在、通院されている産婦人科の紹介状(検査結果を含む)
- すでに「産科医療補償制度」の登録を済まされた方は、その控え用紙